木村康介弁護士の「学校活動中の事故の法的責任と対策」に関する記事が、時事通信社が出版している「内外教育」(2025年5月20日発行)に掲載されました。今回は、学校法務の第38回として執筆しています。
部活動中の生徒が落雷により重篤なけがを負った事故に関する報道がありました。
このような事案が発生した場合、学校や教職員に考えられる法的責任としては、不法行為責任または債務不履行責任に基づく損害賠償責任が挙げられます。
今回は、これらの責任の法的根拠について解説するとともに、学校現場で講じるべき対応策についても触れています。
2008年6月に、東京都教育委員会が「部活動中の重大事故防止のためのガイドライン」を発表
2012年にこれを改訂
2018年3月に、スポーツ庁が「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を発表
2016年3月に文部科学省が「学校事故対応に関する指針」を策定
2024年3月にこれを改訂
と、行政側から、学校での授業や部活動中の事故を防止するための指針等が継続的に発信されています。これらの沿った対応を取ることが期待され、対応を取らずに事故が起きた場合は、責任が問われる可能性があるため、注意が必要です。
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